高浜市の「多文化共生コミュニティセンター」では、市内在住の外国籍の方を対象に、仲間作り、日本語学習、相談など、生活全般のサポートをしています。

デカセギニキタイワカモノ タクサンイマス

2022/03/01(火)
本日より、日本への入国が開始となりました。
新型コロナにより、入国待ちの人たちは40万人を超えると言われています。
少しずつ外国の若者たちが入国をしてきます。

今日、こんなお電話がありました。

「●●国の若者は、日本へデカセギに行きたいと希望しています。
どうか●●国NO1の当社より、デカセギの若者をいれませんか?」

私はこう答えました。
「デカセギですか?当法人ではそういった受け入れはしておりません。
 デカセギの人とはマッチングはできないと思います。」

出稼ぎ(ウィキペディアより)
出稼労働者とは「1ヶ月以上1年未満居住地を離れて他に雇用されて就労する者であって、
その就労期間終了後は、居住地に帰る者をいう。

私の目標は、多文化共生社会の実現です。
出稼ぎ労働者をマッチングすることでも、それらの人たちを育てることではありません。
介護を学びたい、自分の国でそれを生かしたいという若者たちを技能実習という制度で受け入れ、
現場の方々と育てることはしていますが、その人たちをデカセギの人と考えたことは一度もありません。

電話をしてきた営業の人は、拙い日本語で説明をしていました。
たぶん、日本人スタッフがシナリオを書いてそれを読んでいるのだと思います。
それにしてもお粗末です。今時、外国人労働者を「デカセギ」といってしまうなんて。
入国がはじまるとこういった営業電話が毎日毎日入ります。
正直うんざりしてしまいます。

*写真は多文化共生コミュニティセンターの様子です。