高浜市の「多文化共生コミュニティセンター」では、市内在住の外国籍の方を対象に、仲間作り、日本語学習、相談など、生活全般のサポートをしています。

小さなサポートが大事の芽を摘む

2021/10/20(水)
高浜市多文化共生コミュニティセンターでは様々な相談を受けます。
相談といっても、内容は大小さまざまです。
日常のちょっとした困りごとを聞ける場として機能をしています。

このため、相談は来訪に限らず、電話、メール、SNSなど多岐にわたります。
この中で一番多い相談は、圧倒的にSNSです。

今日あった相談は、
「宅配が来たけど留守にしていた。どうやって頼めばいいかわからない。助けて」
再配達(不在)票は、多言語になっていません。
日本語がわからない外国の人は、この不在票を見るだけで
困ってしまいます。
みなさんも想像してみてください。
不在票が英語表記だったら・・・
全然知らない文字が並んでいたら・・・

いやだな~
ふあんだな~
こわいなぁ~
うけとれるかな~

様々な気持ちになると思います。

私たちは、こんな時に代わりに連絡をする、再配達日時をインターネットで申し込みなどのお手伝いをします。小さなサポートです。

しかしこの小さなサポートをしてくれる場が地域にはほとんどありません。
小さなサポートをしてくれるところが1つ増えただけで、彼らは本当に助かると言います。

日々は小さな出来事の連続です。
小さなサポートを続けることで、信頼関係ができていきます。
それを続けていくことで大事の芽を摘むことができます。
大事になる前に相談してくれます。
このゆるやかなつながりが、セーフティネットとなるのです。