バディは、多文化共生の「共助」を担う
2021/11/01(月)
私は文化人類学を学んで来たので
日常(ケ)と非日常(ハレ)という概念をいつも意識をしてきました。
ハレは祭事などのお祝い事をさすことが主で、ハレの日の食事など
楽しい話題となります。
多文化共生は、もちろんハレもありますが、悪い方の非日常(アラシ※1)もあります。
日常(ケ)からつながりがないと、アラシの時に助けることができません。
災害、失業、病気など、日常の延長にある非日常のアラシ。
アラシが突然来たら、なかなか対処が大変です。
日常(ケ)から外国の人たちとつながっておくことで非日常(アラシ)の時の
対応が変わります。
日常からその人の全体像がわかっていれば、
どこをサポートしたらいいか
どうサポートしたらいいか
どこでつないだらいいか
これがすぐにわかります。
そして、すぐに適切な場につなぐことができます。
私がバディを進めるのは、こういった日常のつながりから
小さい問題や課題をクリアにしておくことで
大事になることを防ぐ、
大事になったときもすぐに助けることができる
ためです。
バディは、多文化共生の「共助」を担っています。
※1アラシ(悪い方の非日常を表しています)