高浜市の「多文化共生コミュニティセンター」では、市内在住の外国籍の方を対象に、仲間作り、日本語学習、相談など、生活全般のサポートをしています。

ひとつ、またひとつ つながりをつくる

2021/11/10(水)
9月に県営住宅を申し込んだフィリピン国籍の家族の方が
「入れることになったよ!」と報告に来てくれました。
よかったね~とお話をしていたら、
次は入居のための書類をどさっと。
私たちがこの書類を見ても、ため息がでる量です。
ひとつひとつ確認をしながら、一緒に書類を作成していきます。

書類を書きながら
上のお子さんが3歳であることがわかりました。
「保育園か幼稚園の申込みはしましたか?」
と聞くと、
「おかあさん、はたらいてない。はいれない?」
と返事がありました。
「3歳なら、幼稚園入れるかも。聞いてみましょう」
と、市役所の子ども育成グループに確認をしました。
子ども育成グループからは
「申込みは過ぎたけど、まだ申し込める園はあるから、
聞いてみます」とのお返事。

情報が届かず、こういったケースは多くあります。
県営住宅の書類を書きに来たことが入口ですが、
彼らの生活の全体を見ると、関われることがたくさんあります。
こちらが気がつき、情報を届ける。
これも多文化共生コミュニティセンターの大きな役割のひとつです。

ひとつ、またひとつ つながりをつくる
木を見て山を見ずの言葉と同じですね。